年輪

子どもにとって、両親の意見は分かれている方がいいらしい。
子どもがいろんな考え方ができるから。


確かに。
両親とも同じ意見ならば、子どもは答えがソレしかないと思うかもしれない。
正解は常に一つだと思い込んでしまうかもしれない。


では、夫婦で意見が分かれてしまった場合、どうすればいいんだろう？
話し合った結果として、互いがそれぞれの意見に納得して歩み寄ることができれば最高だが。
お互い譲り合うことができない意見であれば、平行線のままなのか。
それともどちらかが譲ったフリをするのか。
納得できずに折られた感情はどこへ向かうのか…。


夫婦の意見の相違は、長い年月をかけて年輪のように重ねられ、きっと大きな幹になるのだろう。
話し合うことで（例えそれが諍いでも）太くたくましく、大きな木になればいい。
いつかきっと、そこにはキレイな花が咲いているはず。